Case Study
導入事例
生産計画のシステム化と効率化
Excelファイルのやり取りで行われていた業務をWeb化して一元管理と効率化に成功
なにが問題となったか
製造業において、生産計画は重要な業務である。受注情報、在庫管理など生産計画時必要とする情報は多岐にわたる。 同社においては、担当ごとにExcelに入力編集を行い、それを送付することにより生産計画を作成していた。業務は以下のようなフローで行われていた。
各発注先より受領した入庫予定(Excel)をとりまとめ→Excelへ登録→Excelを工場へ展開
※更新のたびに、再度とりまとめを行い、工場へ再展開
・受注管理
国内・海外受注情報をとりまとめ→Excelへ登録→Excelを工場へ展開
※更新のたびに、再度とりまとめを行い、工場へ再展開
・工場
在庫情報、受注情報を受領→生産計画を作成
※情報更新の度に、生産計画を再作成
同社住田氏は、課題を解決するWebシステム構築検討を模索し始めた。 まずは自社で内製すること。 これは画面数が多いため期限内に開発が難しく、グラフ等作成難易度が高いため断念。 次にSIerに相談をおこなったが、画面数が多いため開発費用が高くなり断念。 「K」および「S」というWebDBアプリ製品も検討したが、機密情報を管理するため、外部サービスのクラウドに情報を保存することが不可。自社DBにデータを登録することとした場合、開発費用・管理費用が高いため、断念。
製品検討その1

最後にExcelライクな見た目をもつ「C」というノーコードツールとXCuteを検討。
製品検討その2

比較の結果、最終的に以下の理由でXCuteを採用することとなった。
- ライセンス、保守費用が安価
- URLから開発画面にアクセスできる(アプリのインストール等の初期設定が不要)
- DBの項目に合わせ、自動で項目長が設定される
問題解決と得られた成果
こうして住田氏はXCuteを用いてのシステム開発に着手した。開発メンバーとして同社竹内氏も参加して開発は進められた。 既存のExcel帳票をDBと連携したWebシステムとしていく作業であったが、その帳票数は200を超える数であり膨大であった。 しかしながら、XCuteの開発性や機能性によりシステム開発は4-5か月程度の期間で完了した。これはシステム開発に専念したわけではなく通常業務も行いながら開発をおこなった結果であることからスピード開発であったことを感じることができる。こうしてシステムの稼働を開始した同社であるが、本システムの開発による最大のメリットとして、受注情報等を即時に各部門へ情報を展開できるようになったこと。 その他、銘柄名等をマスタ管理することにより、入力者による名称のぶれをなくすことができたこと。
また、入力者別に入力内容を保持できるようになったことにより、入力者毎の過去の入力内容の振り返りができるようになったことなどができるようになったことなど、多くのメリットを得ることができた。
XCuteを導入することで、従来かかっていた工数を大幅に削減することができました。
特に、XCuteの操作に関する知識は詳細なドキュメントが提供されており、過去に寄せられた質問内容もまとめられているため、開発の過程で困ることは一切ありませんでした。
これまでデータ収集が難しいと考えていたExcel管理情報をXCuteによって簡単に収集できるようになり、データ活用の幅が広がり、様々な業務に活用できると考えています。
未だExcelで管理しているデータは多くあるため、今後もXCuteを活用し、データの保持にとどまらず活用できる環境を作りを進めます。

住田氏

竹内氏
これまでにXCuteシステムを操作したことがなかったため,初めはシステムを使いこなすことができるか不安でした。
しかし,マイクロラボさんの懇切丁寧な解説のおかげでスキルが少しずつ身につき,現在工場の製品情報の反映システム構築への貢献に繋がっていると考えています。感謝の気持ちでいっぱいです。 Excel機能と絡めただけで編集画面の作成やデータ登録などあらゆる場面へ発展できるのが魅力的だと感じています。これから先も,XCuteを通して,各製品のシステム開発に貢献できるよう,更なるスキルを磨きたいです。
構築システム
同社で構築した生産管理システムの一部である「材料使用量管理」を紹介します。 同社においてはXCuteで作られた多数のシステム、Web帳票が稼働していますが、量が多いためその一部の紹介となります。システム化の成果とこれから
同社は、今回の開発で得たノウハウを生かして、後続システムもXCuteが適しているものはXCuteにてWeb化、開発を行っていく方針である。 今回紹介したシステム以外にも、他帳票などXCuteにより複数の画面やシステムを構築しており、XCuteによる開発に慣れたため今後も活用していく予定である。
同社の事例は、既存のExcelを生かして他システム(DB)との連携を安価に行った、XCuteによるシステム構築のメリットを感じる例ではないだろうか。

導入企業様紹介

多様化する時代に合わせて、私たちの価値提供の在り方にも変化が求められています。
社会のニーズにこたえていくために、どんな市場にどんな価値を提供できるのか。
TOPPANグループでは、重点的に取り組むべき成長領域
「健康・ライフサイエンス」「教育・文化交流」「都市空間・モビリティ」「エネルギー・食料資源」
を設定し、それらに技術・ノウハウから成る5つの事業系を掛け合わせ、
さらにグローバル、未開拓の分野に進出していくことで、社会的価値を創造していきます。
社名 | TOPPAN |
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所在地 | (本店) 〒110-8560 東京都台東区台東1丁目5番1号 TEL:03(3835)-5111 (本社事務所) 〒112-8531 東京都文京区水道1-3-3 TEL : 03(3835)-5111 |
設立 | 2023年3月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 齊藤 昌典(さいとう まさのり) |
資本金 | 500百万円 |
事業内容 | 情報系/生活系/エレクトロニクス系事業 |