【アナウンス】ゴールデンウイーク期間休業のおしらせ。
4月27日(土)~5月6日(月)休業となります。期間中のメール等の問い合わせは5月7日(火)より順次回答いたします。
【リリース】XCute向けApache2.4.59 OpenSSL 3.1.5をリリースしました。
【リリース】XCute最新リリース向けHotFixをリリースしました。
【リリース】XCute x64 (FW4.8) Build 14.17.6 および XCute (FW3.5) Build 12.17.6 をリリースしました。

Case Study

導入事例

株式会社仁和運送

株式会社仁和運送

パッケージソフトに依存しないシステムの構築

パッケージソフトから自社開発のシステムに切り替えることによりコストダウンを実現。
ユーザからの要求にも柔軟に対応可能な、メンテナンス性の高い自社システムの構築に成功。

問題点と課題

パッケージソフトウエアを利用した業務は、その業務の変化をパッケージソフトで吸収しようとするとカスタマイズを行う必要が発生する。カスタマイズには時間と費用がかかり、柔軟に対応することは難しい。パッケージソフトに頼らず、SIerに依頼してシステムを構築する場合、打ち合わせを繰り返してシステムの発注仕様を決めて行くが、一度決まってしまったシステム仕様を簡単には変えられなくなってしまう。開発工数のズレなどが問題となるためだ。 また開発担当SIerと、発注者との間で意思の相違が発生してしまうことも多々ある。業務というのは常に変化するものである。システムの仕様を決定するプロセスにおいて「この仕様は、こうしたい」といった要望が発注者から生じるのはごく自然なことである。

仁和運送においても同様の問題が発生していた。同社においては既存パッケージソフトのサポート終了に伴い、システムの再構築を検討していた。しかし、過去の経験(SIerから数百万の見積が度々生じ、修正がままならない)から、自社での開発を模索していた。
パッケージソフトによる業務の運用において、自社向け業務に足りない機能が多いことを感じていた。そういった足りない部分を補うため、自社開発できる簡単な開発手法の製品や方法があるかが模索のポイントとなった。

同社内田氏は、自社開発をVBAやMS-ACCESSにてできないものかと、同社鈴木氏に相談した。相談を受けた鈴木氏は、VBAやMS-ACESSでシステムを構築することは、業務の深い部分までシステム化した際に無理があるのではないか、メンテナンス性が著しく落ちるのではないかと考えた。 また、MSの開発環境に依存したり、クライアントになんらかのアプリケーションを導入しなければならないことは避けたかった。

鈴木氏が最終的に出した結論は、システムのWebアプリケーション化であった。Webアプリケーションを手軽に作成できるツールはないものかと模索を始めたが、その際のポイントは、Excelで作られた既存のシートを活用できることであった。ExcelでWebアプリを作ることができるというツールを、いくつか発見することができたが、その中身や動作は期待とはまったく違うものばかりだった。

それら候補の中から、もっとも求めている物に近いと思われるXCuteを評価した。評価の結果、自社業務にマッチする、また当初の製品模索のポイントであった自社開発できる簡単なツールであるという確信が持てたため、鈴木氏は内田氏にXCuteの提案を行った。

「XCuteを初めて見たときにExcelOPen機能を体験したが、これはすごいと感じた。これしかないと考えた。」内田氏は語る。

また鈴木氏は、「配車計画のシートをExcelで作っていたので、それをそのままWeb化したいというニーズをXCuteは満たしていた。」と語る。

解決方法

こうしてXCuteを導入することとなった同社であるが、DBの設計技術等の知識がまったくない状態からスタートした。

データはExcelシートにある状態で、それをどう最適化してDBに落とし込むかなどの設計技術は、XCuteを使いながら習得していった。DBの設計を行う際、XCuteの開発効率の高さから試行錯誤しやすかった。
当初のシステム開発の目標は配車計画のシートをWeb化することであったが、XCuteの習得やDB設計技術の習得も含めて、4か月程度で鈴木氏は本システムを稼働させた。もちろん通常業務もこなしつつである。この稼働段階で、「配車チェックリスト」、「新規入力画面」、「編集画面」、「請求書」等、10画面を超える画面や帳票をWeb化し稼働させた。

「マイクロラボの個性的な技術サポートメンバーのフォローにより、効率的にXCuteで開発を進められた。」と鈴木氏は語る。

こうして当初の問題であったシステム化を達成し稼働を開始したわけであるが、利用者からの要望は数多く出された。XCuteの開発効率の高さを生かし、要望の即対応を行い完成度を上げていった。
ほぼ同時進行で内田氏は、管理業務のWeb化を進めていった。パッケージソフトの機能では満たせなかった部分を同社ではExcelにて処理していたが、それらのExcelシートをWeb化する作業である。こういったExcelシートは各営業所において個別に作られている物もあり、それらの統制も図るべく作業を行った。パッケージで足りなかった部分は売上の集計、その他経営関連の分析情報であり、今まで手作業で集計を行っていたため即時性がなかった。これをブラウザさえあれば閲覧できる形で、DBに溜まっているいるデータをリアルタイムに集計して出力することが出来るようになった。

「パッケージは汎用性に重点を置いているのか、自社の業務との相違点が多すぎる。パッケージソフトのデータアウトプットは結局のところ二次的な加工が必要になるので使いづらいものであった。これらの問題をXCuteによる自社開発で解決した。」と内田氏語る。

新しい帳票等が欲しくなっても、Excelシートにつくった帳票があれば、すぐにWebシステム化できるメリットが大きく、内田氏は既存ExcelシートのWeb化を進めていった。
一通り稼働に至る段階で、画面総数60画面、出力帳票80帳票程度の大きなシステムとなった。

初めてXCuteのデモを見た時に、エクセルをそのまま使えることがとても気に入り、導入を決めました。
ただ、私はAccessもほとんどいじったことも無い、DBの素人だったので最初はとても不安でしたが、ある山を乗り越えてからは、サクサクいろいろなシステムを構築することができました。
エクセルのマクロをそのまま動かせることができるのも、私にはとても助かりました。
XCuteは偉大だと思います!

内田 氏

内田 氏

鈴木 氏

鈴木 氏

開発を開始した時にはマイクロラボさんが言う様に簡単に開発する事が出来るのか不安でした。
しかし、ある程度コツを掴んでからはスムーズに作成する事が出来てしまいました。
webシステムをこんなに短期間で構築できるとは驚きです。

構築システム

各システムについて紹介します。入力、帳票出力と画面が多数あるため、ここではその一部を紹介します。

運送管理システム/ー売上進捗管画面(集計結果)
運送管理システム/ー売上進捗管画面(集計結果)

単日、単月集計の売上画面です。ログインすると、この画面に遷移するようになっており、システム利用者に自社の売上への意識を促すことができます。

運送管理システム/メニュー画面
運送管理システム/メニュー画面

業務単位にグルーピングされたメニューです。
メニューの項目数から、そのシステム化された帳票の多さを知ることができます。

運送管理システム/配車チェックリスト一覧
運送管理システム/配車チェックリスト一覧

更新順にデータがソートされており、登録データの検索が可能となっています。
既存のデータをコピーして新規とする「このデータを使う」機能。
営業所を付け替える「所間に振替える」機能。
各種機能が実装されているが、こういった自社業務に特化した使いやすくなるための機能が随所に実装されています。

運送管理システム/配車登録画面
運送管理システム/配車登録画面

配車の登録画面であるが、「パターン入力」などの機能を持ち、登録の効率を高めています。
各コード「請求先CD」、「作業員CD」などが複数の項目においてコード入力が可能です。
コードの直接入力と、一覧より選択して入力の2パターンをサポートしています。

運送管理システム/配車登録のパターン画面
運送管理システム/配車登録のパターン画面

先の「配車登録画面」のパターン選択画面です。
パターンの数が多いため、簡単に検索、絞り込みできるつくりとなっています。

運送管理システム/請求一覧
運送管理システム/請求一覧

請求明細と、その鑑を出力できるようになっています。よく使う絞り込みは画面右上にプルダウンとなっており、利便性が高い作りになっています。

運送管理システム/請求書画面
運送管理システム/請求書画面

印刷性や二次加工のしやすさから、excelシートで配信しています。

管理業務システム/月別売上
管理業務システム/月別売上

縦横に展開されるピボット形式の集計表を出力しています。
利用者が見て違和感のない、使いやすい集計画面を提供しています。

管理業務システム/売掛買掛
管理業務システム/売掛買掛

一見、出力のみの画面に見えるが、入力も可能な画面です。
売上金額(集計値)を見ながら実績金額を入力できる。集計と入力が一体になっている画面を望む利用者は一般的に多く、同社においては違和感なく使えるよう注意し画面が作成しています。

出退勤管理システム/出退勤登録
出退勤管理システム/出退勤登録

幅広い利用者が使う画面であるため、見やすさを重視し大き目の画面となっています。
社員コードが正確に入力されないとボタンが押せないなど、誤操作に対する配慮がなされています。

出退勤管理システム/作業進捗管理
出退勤管理システム/作業進捗管理

こちらは作業の進捗管理であるが、作業のすぐ右の「スタート」を押して作業開始となるように画面が作られています。
画面をパッと見て「スタート」を押せばよいという明快な作りとなっており、利用者に利用方法の説明が不要な画面となっています。

システム化の成果とこれから

今回のシステム構築によって、同社は以下のメリット、経験を得た。

  • 当初、DB設計の知識等はなかったが、それを習得するのに試行錯誤が簡単なXCuteが向いていた。
  • パッケージソフトでは難しかったシステムの修正、変更の即時対応が出来るようになった。
  • 自社構築により「システム変更の度に数百万」がなくなり、大きなコストメリットが得られた。

システムのWeb化を目標としそれを達成した同社であるが、さらにスマホ、タブレットでのシステム利用を可能とする方向で検討している。 また未着手であった経費管理などもXCuteによるWebシステム化を予定している。
同社の事例は、パッケージソフトの運用では難しい、業務の変化によるシステムの変更、運用コスト、ユーザフレンドリなシステムの構築をXCuteの特性を生かして実現した好例ではないだろうか。

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導入企業様紹介

株式会社仁和運送

株式会社仁和運送

仁和運送

企業スローガン 〝笑顔 + 挨拶 = 成長〟

経営理念   〝全員野球〟
全社員がチームとして一致団結、心をひとつにして会社を盛り立てます。
良い時もあるし悪い時もある、お互いがお互いを大切な存在と尊重し、困難な時は協力し、助け合い、皆で成長していくこと をモットーとしています。

5協体制

  • 協議 - みんなで考え
  • 協調 - みんなで協力し
  • 協同 - みんなで力を合わせ
  • 協業 - みんなで行動・助け合い
  • 協約 - みんなで取り決めをする
社名 株式会社 仁和運送
代表者 長澤 章裕
本社所在地 〒270-0132
千葉県流山市駒木605-2
TEL:04-7152-3255
FAX:04-7155-3492
資本金 1540万円
設立 1964年5月
従業員数 140名
役員 代表取締役会長 長澤 仁一
代表取締役社長 長澤 章裕
執行役員 中根 幹夫
執行役員 岡本 啓一
取引銀行 東日本銀行、千葉銀行、京葉銀行、常陽銀行、筑波銀行、
東京ベイ信金、商工中金、埼玉りそな銀行
届出、認可 一般区域貨物自動車運送事業 (65東陸自2貨1第2199号)
貨物軽自動車運送事業 (H16/5/24関東運輸局届出)
貨物利用運送事業 (関運自登第3467号)
倉庫業 (関運倉第323号 、第698号)
自動車分解整備業 (72東陸整整第28号 認証番号3-2264)
建設工事業 (国土交通大臣許可(般-13)第19105号)

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