【アナウンス】ゴールデンウイーク期間休業のおしらせ。
4月27日(土)~5月6日(月)休業となります。期間中のメール等の問い合わせは5月7日(火)より順次回答いたします。
【リリース】XCute向けApache2.4.59 OpenSSL 3.1.5をリリースしました。
【リリース】XCute最新リリース向けHotFixをリリースしました。
【リリース】XCute x64 (FW4.8) Build 14.17.6 および XCute (FW3.5) Build 12.17.6 をリリースしました。

Case Study

導入事例

株式会社ひらせいホームセンター

株式会社ひらせいホームセンター

商品登録の効率化と、ペーパレス化

商品登録作業をペーパレス化し、登録作業の効率アップ
さらに、他の紙ベース業務もWeb化することにより、使いやすいシステムの構築に成功

問題点と課題

販売業において、商品登録は重要な業務である。取引先からの商品登録は、紙ベース(FAX等)及びE-Mailベース(Excel等)により、ひらせいホームセンター本部に申請がなされ、その内容の登録は手作業によるものであった。 たとえ、Excelファイルであっても、一旦印刷する必要があり、その登録作業が負担となっていた。
登録作業は、すでに稼働している基幹システムの入力画面に対して行うものであった。この画面は、ひらせいホームセンター本部のみ使えるようになっており、取引先が直接操作できるものではない。基幹システムの仕組みは8年安定稼働している実績があり、この仕組みそのものを変更する事なく、取引先およびバイヤー間においてペーパレスを実現し、業務の効率化が図れないものかと、ひらせいホームセンター吉川氏は模索していた。

吉川氏はまず、基幹システムで新たにWebシステムを構築する事により連携が図れないか検討した。プログラムの作りこみによるWebシステムの構築も考えられたが、メンテナンス性等を考慮するとフィットしないと判断した。また、E-Mailでのやり取りに関してはExcelファイルが用いられる事が多く、このExcelファイルのフォーマットを生かす事はできないかと検討を行った。 そこで候補に挙がったのがXCuteである。吉川氏は今回の問題を検討する以前に、ExcelでWebアプリが開発できるツールとしてXCuteを知っており、今回の問題の解決に使えないかと検討をする事となった。

ひらせいホームセンター 吉川氏

ひらせいホームセンター 吉川氏

最初は、試行錯誤でしたが、数表作成していくうちにコツのようなものがつかめました。外部からのデータ入力ツールとして 益々威力を発揮すると思います。
次に作るときは、より操作性のよいものにしたいという、 意欲がわいて来てとてもやりがいのあるツールです。

最初のご提案は「基幹システムのカスタマイズ+外部公開サーバ導入」でしたが、ひらせい様の希望により「XCute+クラウドサービス」となりました。XCuteの製品評価からはじまったので不安な点がありましたが、コスト面や拡張性において満足できる結果になりました。

ユニックス 諏訪氏

ユニックス 諏訪氏

ユニックス 松浦氏

ユニックス 松浦氏

XCuteは、要件定義書としてExcelで作図したものがそのまま利用できるため、絵が無駄になりません。丁寧に作成すればするほど早い段階で納得のいく画面の完成形イメージが決まります。Excelの設計図が、その後もXCuteのプログラムの一部として活躍し続けていくところがなかなか感慨深いです。

解決方法

吉川氏はまず、基幹システムの構築で、絶対的な信頼関係にあるSIerであるユニックス諏訪氏にXCuteを使うアイデアを相談した。
「自分で勉強してXCuteを使えるようになり、メンテナンス、システム構築をしたいという強い気持ちがあった」と吉川氏は語る。このポイントも踏まえて諏訪氏は早速、XCuteというツールについての評価を開始する事とした。
「事例の多さ、チュートリアル、ドキュメント等が多く、ひらせいさんの要件を満たせると判断した。」と、ユニックス諏訪氏は語る。次は技術要件を満たせるか判断する事となり諏訪氏は、同社データベースのエキスパートであるユニックス松浦氏に評価を依頼した。「XCuteの機能はDBを利用する上で、全く問題なく使いやすい物でした。Web画面を手軽に作る事ができるのも大きな特徴かと思いました。」と、松浦氏は語る。
最終的な判断としてXCuteは問題なく利用できるという結論を得たわけであるが、XCuteはクラウド化に対応できる事も大きなポイントであったという。 ひらせいホームセンターにおいては、震災以降、クラウド化を推進しており、その一環として重要なポイントであったという。
こうしてXCuteの採用が決まり、ユニックスにおいて開発作業を進める事となった。

本システムは以下の要件を満たすよう、設計が行われた。

  • 新規商品マスタの登録。商談ベースの商品を取引先および、ひらせいホームセンター本部が登録可能。
  • ひらせいホームセンター本部のバイヤーが採用、不採用を決める事ができる。
    商品名、原価、売価、ロット等の必要項目の登録。
  • 取引先は、登録した商品の採用、不採用などのステータスを確認する事ができる。

新商品情報の採用状況がリアルタイムで参照できる事は、取引先にとっても大きなメリットとなる。
業務フローは以下の通りである。

アシスタントバイヤーの負担軽減

開発を開始するにあたり、業務フローの確認が行われた。これは、今まで紙で行われていた業務をWeb化する事により不整合が発生しないか確認した。この辺りは、一般的な開発手法となんら変わりはない部分である。
次に、機能要件と画面の要件定義を行った。これはExcelにて定義の摺合せを行なったので、お互いの意識のズレなく、1週間程度で完了した。画面の要件定義に関しては、ひらせいホームセンター吉川氏により行われた。「XCuteならば、Excelで画面ができるので、ズレのないシステムが期待できる」と、吉川氏は語る。
システムは構築開始より実質3週間程度で稼働に至った。通常、要件定義からシステム構築という一般的な流れでシステムの開発を行うと、それなりの時間がかかってしまうものであるが、XCuteの特性を生かし、Excelにて要件の摺合せを行なったり、もともと基幹システムを開発したユニックスがXCuteの開発に関わった事により効率的に開発が進んだと考えられる。
既に基幹システムにて稼働している入力画面も、XCuteでWeb化する事により使い勝手の良い物となった。「ユニックスさんにはブラウザだと無理だと思われる要望も直ぐに反映してもらえた」と、吉川氏は語る。
「ExcelをベースとしたXCuteというツールを採用したので、お客様のニーズをすぐに反映する事ができた。」と、ユニックス諏訪氏は語る。
自社システムを知り尽くした深い関係にあるSIerとの連携がシステムを円滑に開発する鍵となったと思われる。また、XCuteというツールを採用する事により、お互いの意思確認がし易かった事も重要なポイントと考えられる。

構築システム

商談システム

今回作成された商談システムを紹介いたします。

ログイン画面
ログイン画面

担当者がログインできる画面です。

商品マスタ登録
商品マスタ登録

取引先の担当が商品を入力する画面です。いままでこの部分は紙でやり取りされていました。
従来、紙でやり取りされていた部分を満たし、入力チェックも万全となっている為、入力ミスも減り作業効率が上がっています。

申請・承認一覧画面
申請・承認一覧画面

登録商品の一覧画面です。発注先ごとの採用、不採用等のステータスを見る事ができます。
当然、過去の履歴も検索できるようになっています。

申請・承認 詳細画面
申請・承認 詳細画面

登録した商品の一覧画面です。
その商品が採用されたか、ステータスを見る事ができます。 いち早く、採用、不採用が確認でき、便利な作りとなっています。

個別システム

ユニックスによるシステム開発が終わり、吉川氏は、XCuteによる開発の始め方が理解できた為、自らシステムの開発を行なっいました。見よう見まねで、2つのシステムを、本業の合間に片手間で開発してしまったそうです。
「パズルのような所があるが、理解できると面白い。コマンドが理解できず悩んだが、それが理解できると一気に作れるようになり良かった。」と、吉川氏は語ります。
以下、吉川氏により構築されたシステム画面を紹介しましょう。
これらのシステムは今まですべて紙で管理されていた物です。

現場確認受付簿
現場確認受付簿

エクステリア等の進捗確認を行う事ができるシステムです。
各項目ごとに検索が可能となっています。これにより、お客様単位の進捗や、担当毎の進捗などが簡単に抽出可能となっています。

商品投入計画書
商品投入計画書

商品の投入計画を管理する為のシステムです。画面内容から、投入計画を一目で把握できます。
システムとしての難しさを排除したセンスが光る画面です。

レジ過不足一覧表
レジ過不足一覧表

店舗毎の、レジ金額の過不足を表としてまとめたものです。
レジごとに過不足が出力され、その総計も一目で確認できるようになっています。
本部側で面倒な集計を行う事なく、各店舗のレジ状況が解る便利な画面です。

POP申請書一覧
POP申請書一覧

各店舗よりPOPの申請を本部に行うシステムです。
画面にある通り、自分の店舗のみ、申請、取り消しができるようになっているが、他の店舗の申請状況も一覧できるように作られています。

システム化の成果とこれから

吉川氏は、XCuteにて稼働しているシステムの利用者より「以前より数段使いやすいシステムとなった」との声を聞くようになったそうだ。現場の声や意見が直ぐに反映できた事が要因ではないかと吉川氏は分析する。Excelベースでシステムを作っている為、入力規則などのExcel特有の機能を生かし、データチェックを行ったり、入力時、その場である程度のエラーが出せるようになった事は業務の効率化に繋がっていると考えられる。

また、より基幹システムの連携を円滑にするため、松浦氏の手により、特売情報や、商品情報の変更や削除など細かな部分の作りこみを行っていく予定である。吉川氏においては、商談も含めたシステムとして拡張していく予定である。また、基幹システムとは切り離し、FAX等でやり取りしている業務、備品、消耗品、雑費などをペーパレス化していく事を検討している。ミス、取りこぼし等を防ぐ事が大きな目的である。この考え方は、吉川氏が先に開発した「現場確認受付簿」「商品投入計画書」「レジ過不足一覧表」「POP申請書一覧」からも読み取る事ができる。

本事例は、SIerの得意分野は任せ、自社において開発できる部分はどんどん開発していくという、コストメリット、効率のよさ、システムの使いやすさを追求する上で参考になる好例ではないだろうか。

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導入企業様紹介

株式会社ひらせいホームセンター

株式会社ひらせいホームセンター

生活。私たちの舞台。

いつでも、どこでも、誰もが気楽に買い物できる生活舞台の演出。
生活、住まい、遊びの3業態を軸に品揃え、価格、立地、運営、全ての面で利便性を追及し、 地域社会の中の1つのインフラとしてお客様に必要とされる店を構築いたしました。

生活、住まい、遊び
商号 株式会社ひらせいホームセンター
住所 本社
〒950-2014 新潟県新潟市西区小針西2-7-32
営業本部
〒950-0218 新潟県新潟市江南区いぶき野2丁目1-1
資本金 4億9千万円
創業 昭和47年8月
設立 昭和54年2月
役員 代表取締役社長 清水 泰明
事業内容 住関連用品
生活用品の小売業及びCDビデオDVDレンタル業
資本金 1,246億円(2019年3月31日現在)
取引銀行 北越銀行、第四銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、 三菱東京UFJ銀行、新潟県信連
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