Proles.iniファイル

 現在のWindowsソフトウェアではレジストリを使うことが多いのですが、XCuteではIni ファイルでソフトウェアの初期設定を行います。Ini ファイルは、下記のようにテキストエディタで編集でき、設定内容が一覧できます。 Iniファイルは、[ProLes]のようにかぎかっこでくくられた部分をセクションと呼び、セクションの中にtemplateClose=0 などの設定項目が複数あり、改行が区切りとなっています。


[ProLes]セクション
 [ProLes]セクションは、データベースとExcelの連携するProLes に関連する初期設定を行います。
 なお、下記の各設定項目の設定値は、デフォルトを赤文字。 運用時推薦の値を文字にて明示します。

TemplateClose
PLSファイルを閉じる時のひな型ブックの保存動作を決定します。
「0」Excelの更新フラグを見て
「1」保存(構築時)
「2」保存せず
 運用時は、ひな型シートを読取専用で開くように、この値を必ず「2」にします。(同一プロジェクトをProwebで2つ開いた時、読取専用でひな型を開かないと重大な不具合発生。)

PlsReadonly
Plsファイルに変更を保存するかしないかを選択します
「0」保存。従来からのモードで、常にPlsファイルに変更を保存します。
「1」保存せず。プロジェクト起動時にPlsファイルのコピーを行い、コピーに対してXCuteが操作を行う動作になります。
 これにより運用時、夜間再起動などかかったときに、Plsに対して行われた変更は無効になります。
利用可能バージョン
XCute Build (12or14).17.6以降

Debug
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です。procgi.iniにはBenchMarkとして設定されます)
デバッグ動作の設定を行います。
「0」デバッグの為の処理を行いません。データベース書き込みエラーなどが発生しても、ブラウザに「Err(plsw): XCute Err! Please inform Server Administrator」と表示されるだけです。
「1」データベース書き込みエラーなどが発生すると、SQL文とともにブラウザにエラー表示されます。デバッグの利便性は上がりますが、セキュリティ的には問題となるでしょう。
「2」とすると「1」のデータベースエラーの表示に加え、ブラウザに処理時間を表示します。
参照
 ○処理速度を上げるには
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

N00
Excelは、0012とタイプインしても数字と見なされ12に変換します。 '0012とシングルクオーテーションを付けると文字扱いで0012になります。
「N00=00」を設定すると、0012に対してシングルクオーテーションを付けた扱いにします。
利用可能バージョン
XCute Ver11.1.0以降

DeleteSize
Delete操作を1件毎ではなく、指定件数まとめて行います。
規定値「50」
参照
 ○処理速度を上げるには

PLS
「ALL」
とすると、XCuteのプロジェクトファイル(PLS)の設定テーブルがXCuteで扱えます。
参照
プロジェクト設定ファイル(PLS)を参照するには

AddinReinstall
「0」
とすると、Addin関連の操作をおこないません。
「1」とすると、Addin関連の操作をおこないます。 ExcelのAddinが、うまくインストールできないときに設定してください。
利用可能バージョン
XCute Ver8.3.6以降

TrimLevel
ReadReport時にデータベースに書き込む時の文字列の左右のスペースについて指示します。
「0」は、規定値で左右のスペースを取り去ります。
「1」は、左右のスペースを残します。
「2」は、右のスペースをのみ取り去ります。
利用可能バージョン
XCute Ver8.4.5以降

KeyNULL
主キーをReadReportするとき、NULLキーを許可を指定します。
「0」はNULL不許可とする。
「1」はNULLを許可する。
NULLを許可すると、キー(必須)キー(Auto)以外に キー(空有) が選択できるようになります。
参照
XCute(ProLes.exe)の詳細
利用可能バージョン
XCute Ver8.5.0以降

TimeStamp
OracleやSQL Serverでデータ型を指定しても、TimeStampとしてXCuteで表示してしまうことがあります。
「Date」を指定すると、XCuteの表示が「日付型」となります。
利用可能バージョン
XCute Ver9.5.0以降

RefreshAllandSave
ひな型ブックにExcelの外部データの取り込み設定を行った場合、ブックを開く時に、Refreshしてブック保存するか指定します。
「0」はRefreshしません。
「1」はRefreshし、ひな型ブックを保存します。ブックを開く度に外部データ取り込みが反映されます。
利用可能バージョン
XCute Ver9.3.0以降
参照
 ○Excelの外部データ取り込み

Colors
「0」は、ひな型ブックのカラー・パレットをコピーしません。
「1」は、ひな型ブックのカラー・パレットをコピーしたワークブックへ適応します。
 但し、ひな型ブックが複数ある場合は、「プロジェクト名のエクセルブック」のカラー・パレットです。
利用可能バージョン
XCute Ver9.6.0以降

SqlLog
WriteReport時に使われるSQL文のログをXcute\Log\Sql.Logファイルに残します。
「0」は、ログ取得を行いません。
「1」は、ログ取得を行います。
利用可能バージョン
XCute Ver9.6.0以降

MaxSpeedyWriteRecord
リスト形式の1万行を超える大きなレポートではメモリ不足になる場合があり、メモリの制限として指定行ずつ分割処理を行います。
規定値「10000」
利用可能バージョン
XCute Ver10.0.0以降

MaxRecord
テーブルビューに表示するレコード件数の指定します。
「0」従来同様の動作です。レコード件数を表示します。
たとえば、「16」を指定すると、テーブルビューの表示は16件です。 なおレコード件数を表示されません。

OldCopyMethod
行コピーを行う際、高速ロジックを用いるか、旧来のロジックを用いるかを指定します。
一部環境において、高速ロジックだと不具合が出ることがあります。その場合、旧ロジックに切り替えてください。
「0」は、高速ロジックを使用します。
「1」は、旧ロジックを使用します。
利用可能バージョン
XCute Build (12or13).13.15以降

OldDbConnect
データベースのネイティブ接続において、高速ロジックを用いるか、旧来のロジックを用いるかを指定します。
ODBCと比較してネイティブ接続が遅い環境の場合、高速ロジックをお試しください。
特にSQL Serverのネイティブ接続において、大きな差が出ます。
「0」は、高速ロジックを使用します。
「1」は、旧ロジックを使用します。
利用可能バージョン
XCute Build (12or13).13.15以降

local
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です。procgi.iniにはLangとして設定されます)
XCute本体のメニューやエラーメッセージの言語モードを指定します。
「JPN」日本語モード
「ENG」英語モード
利用可能バージョン
XCute Ver10.0.0以降
参照
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

OldLinkAnalysis
親、兄、弟と3つのテーブルでレポートを作った時、テーブルの1レコードの読書範囲も厳格な入れ子構造が望まれます。
従来同様厳格なチェックを望まない時、このフラグを使い、チェックを甘くできますが、推薦されるものではありません。
「0」は、厳格なチェックのままとする。
「1」は、厳格なチェックを行わない(Ver9と同じ)。
利用可能バージョン
XCute Ver10.3.0以降

fWhere
*#と指定すると、Filterコマンドの*%へ、#'に置き換えます。
特別な事情がない限り、本設定を変更する必要はありません。
利用可能バージョン
XCute Ver10.2.8以降

ReservedEscapeChar
DB列名に予約語が含まれいてる場合、その予約語を指定した文字列で囲うことができます。
Select、Insert、Update等のSQL文において、ReservedEscapeCharで指定されたEscape文字を使用します。
[ ] Access, SQL Server用のEscape文字です。
"" Oracle用のEscape文字です。
例:Oracle
 ReservedEscapeChar=""
例:Access, SQL Server
 ReservedEscapeChar=[]
利用可能バージョン
XCute Ver12.4.2以降

ReservedWords
ReservedWordsに指定された列名に対して、ReservedEscapeCharで指定したEscape文字を適用します。
例:ReservedWords=Section,Position,PASSWORD
利用可能バージョン
XCute Ver12.4.2以降

Len2byte
「0」全角1文字を2バイトとしてカウントします。
「1」全角1文字を1バイトとしてカウントします。
利用可能バージョン
XCute Ver7.2.0以降

BText
1セルの文字列の長さが、指定サイズ内の場合、高速なブロック書き出しが可能です。
Excel2003は「800」、Excel2007以降は「8000」が標準値です。
本設定は、ユーザ側で調整の必要はありません。
利用可能バージョン
XCute Ver9.6.0以降

DB2
「IBMDA400」を指定することで、AS400へのADO接続が可能となります。
利用可能バージョン
XCute Ver10.1.0以降

CHAR_SPC_ADD
AS400のDB2(iSeries)で、CHAR型のFilterコマンドへ半角スペースを詰めるか指定します。
「0」半角スペースを詰めません。
「1」半角スペースを詰めます。
注記:これを指定しないでもうまく動作するAS400もあります。
利用可能バージョン
XCute Ver10.1.5以降

Null2Space
空白セルをNULLとしてでデータベースを更新します。
AS400のDB2(iSeries)では、NULLを受け付けない場合があるので、NULLの代わりにSPACEで更新するか指定します。
「0」NULLのまま更新します。
「1」NULLの代わりに、SPACEで更新します。
利用可能バージョン
XCute Ver10.2.7以降

DB2_ACCESS
DB2へのネイティブ接続を行う際、 サーバー名:ポート;データベース名を下記のように指定します。
例:DB2_ACCESS=Server=192.168.0.76:50000;Database=Sample;
利用可能バージョン
XCute Ver12.0.2以降

PostgreSQL
PostgresとMySQLの時の対応として「\」「\\」にエスケープできます。
「0」は、エスケープしません。
「1」は、エスケープします。
利用可能バージョン
XCute Ver10.2.7以降

SQLiteLimit
XCuteの画面中央には、テーブルを表示しています。SQLiteデータベースではテーブルを開くと全レコードを読み取ってしまうので時間がかかりすぎる場合があります。 レコード読み取りの件数を指定することにより一括読み込み件数を制限し、テーブルを開く速度の向上を図れます。
規定値「100」
利用可能バージョン
XCute Ver10.3.0以降

CopyBookColor
コピーブックの頭3行に指定した色をつけます。これによりコピーブックとひな形の区別がつけやすくなります。
本機能は、Debugが「2」の場合のみ利用できます。
「0」無効
「1」赤を基調した色にする
「2」緑を基調した色にする
「3」青を基調した色にする
利用可能バージョン
XCute Build (12or14).15.2以降

CopyBookColorMethod
CopyBookColor有効時、コピーブックの頭3行の色付方法を指定します。
「0」既に頭3行に色がある場合、その色+CopyBookColorの色とする。
「1」既に頭3行に色がある場合、そこに色をつけない。(白部分にのみ色をつける)
利用可能バージョン
XCute Build (12or14).15.2以降

CopyBookColorTab
コピーブックのタブに指定した色をつけます。これによりコピーブックとひな形の区別がつけやすくなります。
本機能は、Debugが「2」の場合のみ利用できます。
「1」赤を基調した色にする
「2」緑を基調した色にする
「3」青を基調した色にする
利用可能バージョン
XCute Build (12or14).15.2以降

[CGI]セクション
 このセクションにはprocgiと関連する指定を行います。

CGI_Path
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
procgiが存在するフォルダーを指定します。
参照
 ○代替フォルダーによるWeb公開
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

Title
ブラウザにタイトルタグを追加し、タイトル(キャプション)を付けます。

meta
指定した内容を<Head>タグの後に差込みます
利用可能バージョン
XCute Ver12.1.0以降

SumahoAgent
指定したユーザエージェントはスマホ、タブレットと判定します。
利用可能バージョン
XCute Ver11.8.0以降

viewport
SumahoAgentに指定したエージェントに対して、viewportを挿入します。
例:viewport=<meta name= 'viewport'content='width=(PrintArea_Width + 15)pt,user-scalable=yes'>
(PrintArea_Width + 15)は、ひな型シートのR1C2セルに指定するPrintArea_Widthに+15する指定で +- で補正する数字を指定します。(PrintArea_Width + 0)で補正なしです。  
利用可能バージョン
XCute Ver11.8.0以降

Charset
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
Charsetは、ブラウザのCharsetを指定するものです。
「Shift_JIS」Ver10以前のデフォルトモードです。日本語のみ対応です。
「UTF-8」Ver11以降のデフォルトモードです。多国語対応です。
参照
複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

OldValidRule
入力規則を元に、ブラウザに入力ボックスを自動作成する際の動作を指定します。
「0」は、Ver7以降のスタイルを適応します。
「1」は、Ver6以前のスタイルを適応します。
利用可能バージョン
XCute Ver7.0.0以降

OldValidRuleList
入力規則を元に自動作成された、プルダウンリストの動作を指定します。
「0」は、Ver7以降の動作を適応します。
「1」は、Ver6以前の動作を適応します。
利用可能バージョン
XCute Ver7.0.0以降

OldWriteTmp
R2C7セルに記述するWriteTmpスイッチ指定時、プロジェクト名のひな型ブックに対してスイッチを有効にするか指定します。
通常、WriteTmpスイッチは、プロジェクト名以外のひな型に対して使うスイッチですが、過去のXCuteにおいては、プロジェクト名と同一のひな型に対して利用できたため、互換性の用意されたものです。
新規開発では有効にしないでください。
「0」プロジェクト名のブックに対して許可しない。
「1」プロジェクト名のブックに対して許可する。
利用可能バージョン
XCute Ver11.7.5以降

TimeOut (秒)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
procgiタイムアウト(秒)ブラウザのリクエストのタイムアウトです。
procgiの結果出力までのタイムアウト時間を設定します。またこの値は、異常発生時間(ABND)の判定時間にも用いられます。
もしあなたのサーバのパワー不足などにより、タイムアウトが頻発する場合、この値を増やしてください。
最大300(5分)が限度となります。
規定値「40」
参照

 ○プロジェクトモニタ-機能
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

Secure
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
セキュリティレベルを設定します。
「0」セキュリティが無効な状態です。
「1」ファイルのダウンロード等に、タイムアウトが設定されます。
「2」「1」に加えて、HTTPクッキーにより正当な権限を持つか確認するようになります。
参照
正当な利用者に限定する
複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

SecureTimeOut (分)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です。procgi.iniにはSTimeOutとして設定されます)
Secure「1」以上のときの、セキュアタイムアウトと、MyCookie0のタイムアウト時間を設定します。
「60」を指定すると、60分でタイムアウトします。
参照
 ○MyCookieスイッチ
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

MyCookie_TimeLogOut1 (分)
MyCookie19の時のタイムアウトを設定します。
なお、MyCookie0のタイム・アウトはSecureTimeOutの設定値が反映されます。
参照
 ○MyCookieスイッチ

NotIe6LineBugFix
Ie6の行が崩れるバグをXCuteが補正します。
「0」は、IE6のバグ対応補正をします。
「1」は、IE6のバグ対応補正をしません。
参照
 ○NotIe6LineBugFixスイッチ

DownLoad
ExcelシートのDownLoad時に、印刷範囲の上部を隠すか否かを設定します。
「0」は、印刷範囲の上部を隠します。
「1」は、印刷範囲の上部を隠さず、シートをそのままダウンロードします。XCuteの対話エリアに記述されたデータも同時にダウンロードされるため、注意する必要があります。
参照
 ○Downloadスイッチ
 ○ExcelOpenスイッチ

CacheKeyEnvName (環境変数)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
サーバサイドキャッシュのキーに含める環境変数をカンマ区切りで列記します。
デフォルトでは、REMOTE_USERを設定することを推薦します。
この設定は、HTTP環境変数に、そのセッションごとのユーザ固有情報などが落ちて来た時、それを利用しないと画面の区別がつかなくなります。
たとえば、クエリーストリングが以下の場合
P=aaa&WriteSheet=aaa
このクエリーストリングだけをキーにすると、BASIC認証でログインしているユーザを想定している画面であれば、どのユーザの画面なのか区別ができません。他の人の画面を他の人にキャッシュで配信してしまう可能性があります。
よって、BASIC認証の場合、ユーザが誰なのかHTTP環境変数に落ちてきますので、それをキーに含めれば画面の区別ができます。
P=aaa&WriteSheet=aaa+REMOTE_USER=AAA
というキーになれば、BASIC認証経由のユーザを想定した画面の区別もできるようになります。
PROXY認証等を使っている場合も、このパラメータに対象となる環境変数を追加するなどによりキャッシュキーの細分化が可能となります。
なおキャッシュキーは、「クエリーストリング+クッキー+指定されたHTTP環境変数」という内容で構成されます。
利用可能バージョン
XCute Build (12or13).12.14以降
参照
 ○サーバサイドキャッシュの概要
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

DefaultCacheLife(秒)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
作成したサーバサイドキャッシュは、利用の度に、このパラメータで設定された寿命が再設定されます。
寿命を超えたキャッシュは、削除されます。
利用可能バージョン
XCute Build (12or13).12.14以降
参照
 ○サーバサイドキャッシュの概要
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

CachedPageMax(ペー ジ)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
サーバサイドキャッシュとして残す、最大ページ数です。
このパラメータを大きくして、キャッシュページを多くすると、キャッシュ引き当てに時間がかかる可能性があります。
サーバ処理性能とのバランスを考慮して設定をする必要があります。
利用可能バージョン
XCute Build (12or13).12.14以降
参照
 ○サーバサイドキャッシュの概要
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

CacheKeyMaxLength(バイト)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
サーバサイドキャッシュキーの長さです。このパラメータを大きくすると、キャッシュ引き当てに時間がかかる可能性があります。
「10240」を指定すると10KBまでのキャッシュキーがキャッシュされます
利用可能バージョン
XCute Build (12or13).12.14以降
参照
 ○サーバサイドキャッシュの概要
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

TIME_ZONE(時差)
日本標準時刻とグリニッジ標準時の時間差を設定します。
「-9」日本の時差を設定

SetCommandLevel
Set_RxCyコマンドの利用できる範囲を指定します。
最低でも、「0」以上を設定してください。「1」に設定し、入力値をきちんとジャッジするとセキュリティリスクを軽減できます。
「-1」は、禁止領域はなし。Ver5以前と互換です。
「0」は、1〜3行と;htmltagの右下(タグ差込領域)
「1」は、上記「0」と印刷範囲の入力規則未設定のセル
「2」は、上記「0」と全ての入力規則未設定のセル
参照
 ○Setコマンド(サブコマンド)

ClearR1C8
ブラウザ側で指定したSetコマンドをワークシートのR1C8以降に記述の有無を決定します。
「0」Setコマンドの内容をR1C8以降に記述します。
「1」Setコマンドの内容をR1C8以降に記述しません。

WorkSheetMax (コピーシート最大数)
prolesとExcelがsrtファイルを受け取った直後、ひな型シートをワークブックにコピーします。
この時、古いワークブックのシート数がWorkSheetMaxの値以上ならこのワークブックは破棄し、新しいワークブックを作成します。
デバッグ時は「10」程度。実運用時は「1」程度を指定します。(残すワークブックが少ないほうが、動作が速く、また安定します)
利用可能バージョン
XCute Ver7.0.2以降

NextMax (Nextコマンドの第2パラメータの最大値)
Next=1,20などとして、WriteReport時のレコードの初期値と件数を指定できます。NextMaxで、この第2パラメータを異常に大きい値を指定できないようにできます。
規定値「10000」
利用可能バージョン
XCute Ver8.4.0以降
参照
 ○Nextコマンド(サブコマンド)

NoSetChar (禁止文字)
指定した文字を、Setコマンドで送り込まれることを防ぎます。
「='<>&"」を指定することを推薦します。これらはセキュリティ的に問題がある文字です。
利用可能バージョン
XCute Ver7.1.0以降
参照
 ○NoSetCharスイッチ

ValidLevel
入力規則からテキストボックスなどのタグを作る時、Excelのスタイルにどれだけ近づけるか設定できます。
「0」は、見た目を重視し、Excelに設定されたスタイルの読み取りをフルに行います。
「1」は、幅、高さなどのスタイルが省略されます。
利用可能バージョン
XCute Ver8.0.0以降

参照
 ○ValidLevelスイッチ

OpenNaviHost
XCuteナビにおいて、”レポートをブラウザで開く”、”Excelシートをブラウザで開く”を選択したとき、ブラウザに指定されるURLのホスト名を指定できます。
「http://localhost」がデフォルト設定されています。
名前解決がうまくいかない場合や、開発マシンが複数のIPアドレスをもっており、XCuteナビで開くホスト名を変更したい場合、設定します。下記は、localhostがうまく動作しない場合,IPアドレスを指定した例です。
OpenNaviHost=http://127.0.0.1
利用可能バージョン
XCute Ver10.2.5以降

LongFileName
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の 共通項目です)
ファイルのアップロード機能において、長いファイル名を 利用するか選択します。
「0」従来モード
「1」ロングファイル名モード
利用可能バージョン
XCute Build (12or13).13.12以降
参照
 ○ファイルアップロード
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

[FileList]セクション
本セクションは、ProLesの最近使ったプロジェクトの一覧を保存するための領域で、設定する必要はありません。

[ProWeb]セクション
運用サーバProWeb関連の設定を行うセクションです。

NotxlVisible
ProWeb(実行サーバー)の動作時にExcelを非表示にします。結果としてXCuteの処理が高速化する可能性があります。
ただし、誤動作する可能性もあるので、検証は必要です。
「0」Excelを非表示にしません。
「1」Excelを非表示にします。
Excelの非表示を運用中に戻すには、Excelの表示を使います。
利用可能バージョン
XCute Ver11.15.0以降

FewBooks
XCute起動時に、Excelに開くひな型ブック数を減らします。
通常、XCute起動時に、紐づけられたひな形のExcelブックをすべて開きますが、FewBooksを使うことにより、クライアントからのリクエストがあるまで、ブックを開きません。
ExcelOpenを多用すると、ひな型ブックが多くなりがちです。そのような場合にXCute起動時の負荷を下げたり、未使用のブックを開かないので、メモリ節約効果を期待できます。
ただし、クライアントからのリクエストが来てからブックを開くため、クライアントの応答がブックを開く時間分、遅くなることがあります。
また、他のブックと連携などをしている場合、該当ブックが開いていないなどにより思いがけない問題が発生することがありますので注意が必要です。
なお、ひな型ブックを安全に管理するため、必ずプロジェクト毎にフォルダーを作ってください。
「0」XCute起動に、すべてのひな形ブックを、予め開きます。
「1」XCute起動に、必要なひな形ブックのみを、予め開きます。
利用可能バージョン
XCute Ver10.2.8以降

ProgressMes (メッセージ)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
送信ボタンやリンクを押下した時(次ページに移動する直前に)、 プログレスバーを表示させることができます。
参照
 ○ProgressMessスイッチ
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

ProgressWait (秒)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
プログレスバーが100%の時間を秒で指定します。ただし「0」を指定すると、プログレスバーを表示しません。
参照
 ○ProgressMessスイッチ
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

MaxRequest (最大リクエスト数)
リクエスト受け付けの最大値です。
この値を超えたリクエストは、「再度送信(サーバ混雑)」なるメッセージを受けとり、リクエストはキャンセルされます。
「10」とした場合、10を超えるリクエストはキャンセルされます。
参照
 ○サービスの持続

DeleteTemp (分)
C:\InetPub\procgi*\tempフォルダに作成されるジャンクファイルを指定した時間で削除します。
指定しない場合、SecureTimeOutの値となります。
使用済みジャンクファイルの多くは、10分以上残しておく必要がありません。(10分あれば、再引き当ての要求も完了しているはずであるからです。)
通常「10」を指定しますが、リクエストの負荷が高く、tempフォルダに大量のファイルが溜まる環境であれば、本パラメータを少なめに設定することにより負荷を軽くできる可能性があります。本設定は通常、変更の必要はありません。

PostDataAcceptLimit (バイト)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
FORM METHOD="Post"時の最大文字数(バイト)
「32767000」を指定すると、32MB以上のデータを受け付けません。
参照
 ○サービスの持続
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

GetDataAcceptLimitt (バイト)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
FORM METHOD="Get"時の最大文字数(バイト)
「8192」を指定すると、8Kバイト以上のデータを受け付けません。
参照
 ○サービスの持続
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

FileUpMax
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
Excelブックのアップロードや、ファイルアップロード機能を利用する際にアップロードされるファイルの最大サイズの制限を指定できます。
「10240000」を指定すると、10MBまでのファイルがアップロードできます。
参照
 ○ファイルアップロード
 ○Uploadスイッチ
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

Set_Max (Setコマンド最大数)
ブラウザあるいはExcelからサーバへの送信に使われるSetコマンドの最大数。
規定値「30720」

ReStartWeek (曜日)
ProlesExcelをストップさせ再起動させる事により、いったんメモリーを解放し安定性を高めることを目的とします。
「0」毎日再起動させます。
「1」〜「7」 各数字が日曜日〜土曜日に対応しています。指定曜日に再起動します。
1=日曜日、7=土曜日です。
「8」再起動させません。
参照
 ○運用管理機能

ReStartHour (時)
ReStartWeekにて再起動させる指定をした場合、その時間を指定することができます。
「3」を指定すると、深夜3時に再起動します。


ReStartMin (分)
RestartHourに、さらに分を指定できます。
「10」を指定すると、
RestartHourの 設定とあわせて、深夜3時19分に再起動します。

ReStartWaitSec (秒)
再起動処理に待ち時間を入れます。 Proles Excel を終了処理を開始し、本ReStartWaitSecにより指定された待ち時間分待った後、新たにProlesExcelを起動したい場合に利用します。
「60」を指定すると、1分間待ちます。

ReStartWaitBatFile (バッチファイル名)
ReStartWaitSec中に実行するバッチファイル名を指定します。
バッチファイルは c:\Microlab\XCute*フォルダにおき、ReStartWaitBatFileには、ファイル名だけ記述します。

ReStartTimeOut (秒)
再起動処理のタイムアウト時間を指定します。 通常、この設定は変更する必要がありませんが、ReStartTimeOutの 設定値に関するエラーが発生した場合、タイムアウトとなる秒数を増やしてください。
規定値「120」

ReStartMDB
リスタート時に、PLSとMDBをバックアップします。
「0」は、バックアップしません。 ODBC接続のデータベースのときはこの設定にしてください。
「1」は、Accessのデータベース(MDB)にデータを格納している時設定すると、mdbファイルのバックアップを行います。

AutoReLoad (リロードする実行数)
非サポートのレガシー機能です。互換のために残してありますが、不安定になることもあります。
プロジェクトの実行回数が指定回数を超えると、そのプロジェクトのサービスを停止せず再起動させProlesExcelを新規に起動させます。いったんメモリーを解放し安定性を高めることを目的とします。
「1000」を指定すると、実行数が1000を超えた時点で、プロジェクトの再起動を行います。
利用可能バージョン
XCute Ver7.0.0以降
参照
 ○運用管理機能

ProWebA2Z (マシン番号)
ProWebのマシン番号(A-Z)を指定します。;優先順位は、A<Zの順で高くなります。
「Z」を指定すると、マシン番号が「Z」になります。
参照
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

Scalable
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
同一構成のProWebを複数マシンで動作させた時、故障が発生してもサービスを続行できます。
本機能は、XCute for Accessおよび、XCute Liteでは使用できません。
「0」スケーラブル無効
「1」スケーラブル有効
利用用可能バージョン
XCute Ver11.6.1以降
参照
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

AbendForceRecover
TimeOut内にProlesが応答しない場合、ProWebProlesに異常が発生したと判断し、ABND(Abnormal End)がProWeb上に「異常発生時間」として表示され、以後、そのプロジェクトは実行できない状態となります。
AbendForceRecoverを有効にすると、このAbnormal Endしたプロジェクトを強制的に自動終了し、Excelとともに自動再起動します。
ただし、強制再起動して1回目もまたabendした場合は、自動立ち上げは実行されません。これは再起動ループを防ぐためです。
本機能は、XCute for Accessおよび、XCute Liteでは使用できません。
「0」AbendForceRecover無効
「1」AbendForceRecover有効
利用可能バージョン
XCute Build (12or13).14.2以降
参照
 ○運用管理機能

DenyContiClick (秒)
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
JavaScriptによる連続クリック防止スクリプトを挿入します、連打の間隔を秒で設定できます。
「0」無効
「0以外」 指定秒数の間、クリックを許可しません。利便性、安全性から「3」を推薦します。
参照
 ○サービスの持続
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

DenyContiRequest
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
サーバ側で連打リクエストチェックをします。
「0」無効
「1」有効
参照
 ○複数の運用サーバによる処理の負荷分散を行う

PassWord
実行サーバで起動されたXCuteをブラウザからストップ/スタートさせる時のパスワードを指定します。
パスワードはProToolにて生成できます。
参照
 ○ProTool について

PasswdAdminUser
(複数の運用サーバによる処理の負荷分散時の共通項目です)
Basic認証(Apache、IIS)パスワードマネージャを利用できるユーザを指定します。
詳しくは「Basic認証のマニュアル」参照
adminを指定すると、adminというIDが管理者になります。


日報や異常発生時のメール送信設定

ServerName
mailサーバ名を指定します。

ServerPort
mailサーバのport番号(通常「25」を指定します。)

SmtpAuth
送信認証の方式を指定します。
通常のSMTP認証の場合、「SMTP-LOGIN」または「SMTP-PLAIN」を指定します。メールサーバの管理者に尋ね、設定してください。
Pop Before SMTPの場合、「POP-BEFORE」を指定します。
無指定は、送信認証なしとなります。
SmtpAuthLogin
送信認証を行うログイン名を指定します。

SmtpAuthPass
送信認証を行うログインのパスワードを指定します。

PopServerName
SmtpAuthが、「POP-BEFORE」の時、認証を行うPOPサーバを指定します。

PopServerPort
POPサーバのport番号(通常
「110」を指定します。)

ToAddr
配信先メールアドレス(カンマ区切りで複数指定可能)

FromAddr
配信元メールアドレス

MyServerName
発信サーバ名(XCuteをインストールしたコンピュータの名前)

[ProWebList]セクション
本セクションは、ProWebに登録されているプロジェクトの一覧を保存するための領域で、設定する必要はありません。

以上