ひな型シート1行目

ひな型の1行目
ひな型の1行目は、XCuteがprocgi.exe 経由で受け取ったブラウザからの情報が書き込まれる領域で、開発者が指定できるセルはR1C2, R1C7だけです。

R1C1 procgi.exe によって発行される「固有番号」
固有番号は、R1C1セルに書き込まれる13桁の1017631106000のような番号で、決して重複することはない番号です。テーブルの主キーに使うと便利です。
ブラウザからのリクエストはprocgi.exeが受け取りますが、固有番号はprocgi.exe が受け取った時の秒単位の時刻を1000倍した値として作成します。もし1秒間に2つのリクエストがあれば2番目の値は、1017631106001のように1ずつ加算されます。最後の3桁が取り得る値は、0から500までです。すなわち、501から999は空きになっています。

R1C2 環境変数やブラウザ関連の情報の取得
REMOTE_ADDRSERVER_ADDRなどのHTTP環境変数を以下のように指定すると、指定のセル位置にHTTP環境変数の情報を取得できます。
REMOTE_ADDR=R6C5|SERVER_ADDR=R7C5
ブラウザのCookieを取得したい場合は、以下のように記述します。
Cookie=R12C5,TEST
ProWebNo
は、同一プロジェクトを複数ProWebに登録して実行した場合、何番目のプロジェクトが実行されたかの判別に使えます。以下のように記述します。
ProWebNo=R7C5
参照
 ○
Cookieコマンド
 ○Queryスイッチ
 ○PrintArea_Widthスイッチ

HTTPリクエストヘッダの追加
また、こちらで取得できるHTTP環境変数は、擬似的に開発者が追加することができます。
たとえば、本番環境ではproxyサーバが付加してくるHTTPヘッダーがあるが、開発環境ではproxyを経由しないため、テストができない。
そのような場合は、本番環境でproxyサーバが付加するHTTPヘッダ項目を以下のファイルに指定することにより、追加することができます。
c:\InetPub\procgi(バージョン番号)\initial フォルダに、 env.ini というファイルをエディタで作成します。
以下のフォーマットで擬似的に追加するヘッダを指定します。
Key:Value
複数ある場合は、次行に追加していきます。
※本機能は、デバッグ時、開発時のみの使用にとどめてください。本機能で指定したリクエストヘッダと、実際にリクエストされたヘッダの競合については意識していません。

R1C3 procgi.exe Path
XCuteのCGIプログラムprocgi.exe とXCute本体でデータ交換するパス(C:\InetPub\procgi(バージョン番号)\temp)です。
このフォルダーに、クエリーストリングがFirst_z1098771746000.srtなどのファイル名で書き出され、Excel側でこのファイルを読み取って、HTMLファイルを作成してprocgi.exe に応答します。

R1C4 Post, Get などのHTTP Methodを返します。
URLを直接指定するには、GETを使う。Formを作りInputした内容を送信にはPostを使う。
決定的な違いは、PostではブラウザのURL欄にQueryStringが表示されなく、送信文字数に制限がない。
GETは文字数の制限があり、URL欄にQueryStringが表示されます。

R1C5 プロジェクト名
P=で指定されるプロジェクト名が記述されます。

R1C6 ブラウザの種類
ブラウザの種類、いわゆるuser agentが記述されます。

R1C7 サーバサイドクッキーの読み出し
参照
 ○
MyCookieスイッチ

R1C8 メインコマンドが書き込まれます。

R1C9以降
デバックモード時、R1C9以降のセルにクエリー文字のパラメータSet_RxCy=Valueが20個程度書き込まれます。
デバッグモードは、proles.iniファイルDebug=1として設定できます。
参照
 ○
Setコマンド
 ○proles.ini ファイル


参照
 ○
ひな型シート2行目
 ○ひな型シート3行目