プロジェクトモニタ-機能

実行版は、XCute本体の動作をモニターし、画面に表示します。
各列の意味は、下記のとおりです。

実行数 処理したリクエストの数を示します。
Wait 待たされたリクエストの数を示します。この数値が大きい時は、リクエストが集中していることを示します。
実行 現在実行中のリクエストで、終了すると消えます。

XCuteでは、ブラウザからのリクエストがHTMLサーバ・ソフト(Apache,IIS)を経由してC:\InetPub\procgi(バージョン番号)\procgi.exe に渡され、procgi.exe が直下のtemp フォルダーに下記のようなsrtファイルを作成します。これをProWeb.exe が受け取りXCuteへ振り分け、HTMLファイルを作成させます。

運用時の実行サーバー(ProWeb.exe)の重要な役割は、各XCuteが正常に動作していることをモニターすることです。
XCute本体が何らかの原因で一定時間内(proles.ini TimeOut)に応答しない場合は、XCuteに異常が発生したとみなし、ブラウザに下記の表示を返します。

この時、実行サーバでは次のように異常をモニターし、srtファイルの拡張子をABNDと変更してC:\InetPub\procgi(バージョン番号)\temp からC:\microlab\XCute(バージョン番号)\Log フォルダーへ移動します。

 上記のABNDファイルをC:\microlab\XCute(バージョン番号)\Log フォルダーからメモ帳などで開き、記述されたクエリー文字列を調べることで原因究明に利用できます。
また、このファイルの拡張子をABNDからsrtに変えC:\InetPub\procgi(バージョン番号)\temp にコピーすると、XCuteが動作しブラウザからの操作を再現できます。

異常が発生した時、ログ(C:\microlab\XCute(バージョン番号)\Log\ProWeb.log)ファイルに記録され、proles.ini の設定によっては、管理者にメールも送信します。
異常が発生中は、プロジェクトは起動されていない状態になり、ブラウザからリクエストがあった場合はつぎのメッセージが返されます。


一時期的に処理が遅くタイムアウトした場合など、タイムアウト後にXCute側の処理が正常に終了した場合は、異常状態(赤文字)から解除され正常状態に復旧し、ブラウザからのリクエストを受け付けられる状態になります。復旧は、LOGファイルに記録され、管理者にメール配信が行われます。
プログラムが完全にハングアップした場合は、手動でプログラムを強制終了させるなどして復旧させる必要があります。

処理時間が遅いためタイムアウトが頻発する場合はproles.Ini TimeOutを長くします。
自動で復旧出来ない異常の場合は、プログラム的な不具合が発生した場合です。多くの場合、ひな型の入力規則が甘く予期しない文字列を受け取ったりExcelのVBAで無限ループに落ちたなどが原因です。原因を調べ、取り除いてください。

参照
 ○
運用サーバについて
 ○運用管理機能
 ○proles.ini ファイル