ValidationErrスイッチ

 XCuteのサーバ側の処理は、Setコマンドで指定された値をひな型のコピーに書き戻すことで始まります。この時、入力規則エラーが発生するとそのエラーメッセージをブラウザに戻し、サーバ側の処理を中断します。「ValidationErr=RxCy」が指定されていると、処理の中断は行わず続行され、このエラーメッセージをRxCyセルに書きだし、RxCy+1のセルにエラーが発生したセル番地を書き出します。
ValidationErrスイッチは、Setコマンドの入力規則エラーを中断する唯一の手段です。これを使うシートは、ブラウザからWriteSheetで呼び出し、エラーが発生したらしかるべきエラー処理を自分で行ない、エラーが発生しなかったら OverRead コマンドなどを利用してExcelを読み込みDBへ書き出すことなどを行えます。

書式
ValidationErr=RxCy

適用位置
ひな型シート R2C3セル

利用可能バージョン
XCute Ver7.3.0以降

参照
 ○
ひな型シート2行目
 ○Setコマンド
 ○OverReadコマンド