ExcelやXCuteの制約など
ExcelやXCuteがある条件の時、予想外の動作することがあり、それらについて記述します。
Excel関連
Excelのセルの精度は15桁までで、15桁より大きい整数などでは後ろが0となります。データベースの数値フィールドを決める時は、参考にしてください。
セルの最大文字数は32,767
XCuteには、SQL文をダイナミックに変更できるCHG_SQLコマンドがあり、マクロを使ってSQL文を組み立てて使います。この時、SQL文が長く、32,767文字を超える場合があります。特に、対応策はありませんが、短いSQL文を書いてください。
参照
○ CHG_SQLコマンド
シートをコピーする時のセルの最大文字数は255
XCuteでは、ブラウザからWriteReportやReadReportをリクエストされた時、ひな型シートをワークブックへコピーします。この時、セルの文字数が255を越えているとExcel2003以前では切られてしまいます。
この制約への対応策は、長い文字列に名前を付け、名前で参照するとことです。
タグ差込が正しく行われない
下のように、画像を複数セルにまたがって貼り付けた時、タグ差込が正しく行われない時が稀に発生します。この時は、画像の下の複数のセルを結合してください。
新しいバージョンのExcelへの移行
Excel2003などで作成したひな型ブックを、新しいバージョンのExcelで運用する場合は、Excelのエクスポートを実行して、xlsbやxlsmファイル形式に変換することにより、新しいExcelの機能がつかえるようになります。
実行速度については極端に変わるわけではありませんが、ひな形のつくりによって変化する可能性がありますので、テストしてください。
XCuteの制約
XCuteの制約として、セルの最大文字数が8000(Excel2007以降)を超え且つひな型の設定の高速書き込み禁止がオフの時、表示不正が発生することがあります。
対策は、ひな型の設定の高速書き込み禁止をオンにしてください。
参照
○処理速度を上げるには