ポップアップ・リスト・ウィンドウ

 XCuteでは、既にデータベースに登録されている顧客名や住所などはップアップ・ウィンドウにその一覧表を表示し、そこから選択入力する下記の手段を提供しています。
この機能は、Java Scriptなどで実現できますが、やさしくはありませんので、カプセル化して提供しています。カプセル化したのは、選択したデータを呼び出し元の画面に差し込む処理で、FsubmitFsetというコマンドが使われます。
これらは、SubmitボタンとSetコマンドと同様の機能で、元の画面に戻ってSetコマンドを実行して値をセットすると言う意味です。

設定方法
 FsubmitFsetは、Excelのポップアップウィンドウの選択行で、つぎのように使います。ただし、ブラウザに表示する範囲を指定する印刷範囲は左右1列大き目にとり、ここに<Form>と</Form>タグを差し込みます。
  |FSubmit=0,close
  |Name=FSet_RxCy

動作と結果(ポップアップウィンドウを開く時)

 ポップアップウィンドウを呼び出すボタンは、通常のSubmitボタンではなく、Java Scriptを使いウインドウの形式やフォーカスが当たるようにするため、
 XCuteナビゲーション(上級者モード)の ポップアップ・ウィンドウ・ボタン を実行します。
 

 オフセット位置の記述を、下記のように修正します。
 |TYPE=BUTTON|ONCLICK=var w1=window.open('procgi.exe?P="&R1C5&"&WriteReport=listwindow', 'popwin', 'width=600,height=550,scrollbars=yes,resizable=yes');w1.focus();

動作と結果(ポップアップウィンドウの選択ボタンを押した時)

 選択ボタンの |FSubmit=0,close の記述は略式の記述で、HTMLでは |type=button|OnClick=FSetForm(0,'close',this.form); と変換されます。
ボタンを押下するとポップアップウィンドウを閉じ、選択した行のデータを呼び出し元の画面にセットします。
上記「設定方法」の記述の、実行結果は下記のようになります。



上記以外の部分は、通常のXCuteと同じように作成します。