OverWriteコマンド(特殊コマンド)
OverWriteコマンドは、指定のレポートを、本コマンドが記述されたシートに上書きします。
たとえば、WriteReportなどで、いったんレポートの内容を書き出した後、その結果のコピーシートに対して、さらに別のレポートの内容を上書きしたいときに使います。本コマンドは、ブラウザから実行するにはR3C8以降のセルを使って実行させます。
OverWriteコマンドに、Filter,Sort.Nxet,Chg_SQLなどのサブコマンドを組み合わせるには、これらのコマンドをOverWriteの直前のセルに指定します。例えば、FilterをR3C8に、SortをR3C9に、OverWriteをR3C10セルに指定します。
なお、OverWriteコマンドをXCuteの画面から実行するには、Shiftキーを押下しながらをマウスでクリックします。 この操作は、コピーブックに対しておこなってください。
ひな型を壊す原因となります。
書式
OverWrite=レポート名,RyCx
RyCxをR4C2などとすると、R4C2には「全レコード数」、R4C3には「書き出し開始行」、R4C4には「書き出した行数」が書き出されます。また、OverReadで発生したエラーは、R3C1と書き出されそのコピーはR4C1にも書き出されます。この使用例はこちらを見てください。
仕様
OverWriteは、レポートのひな型の設定に指定されたシートを無視して、OverWriteコマンドが指定されたシートにレポートの内容を出力するものです。
よって、OverWrite専用のレポートを作成する場合は、適当なシートをひな型の設定にて指定するだけでよく、OverWriteしたいシートの数分、レポートを作成する必要はありません。
また、ひな型の設定にて「ひな型から書出し側のシートに読書範囲を行コピー」を選んだ際は、OverWriteが実行されるシートの書式がコピーされます。
OverWriteするレポートで指定された、シートの書式がコピーされるわけではありません。
適用位置
ひな型シート
R3C8以降のセル
参照
○ひな型シート3行目
○Nextコマンド
○Filterコマンド
○Sortコマンド
○CHG_SQLコマンド
○WriteReportコマンド