代替フォルダーによるWeb公開
Procgiフォルダーとは、proles.ini
のCGI_PATHにて指定されるフォルダーのことです。
代替フォルダーの設定がされている場合は
C:/XCute/procgi(バージョン番号)
代替フォルダーの設定がされていない場合は
C:/InetPub/procgi(バージョン番号)
上記どちらかが、CGI_PATHとなります
〇代替フォルダーの設定ありの場合、以下の2フォルダーで役割が分離しています
C:/InetPub/procgi(バージョン番号)
<CGIモジュール群のみ。書き込みするデータ等なし
C:/XCute/procgi(バージョン番号)
<CGIモジュール群なし。書き込みするデータ等はこちらに
公開フォルダと非公開フォルダといった形で分離することによりセキュリティ向上を図っています
〇代替フォルダーの設定なしの場合、1つのフォルダーにすべてまとまっています。
C:/InetPub/procgi(バージョン番号)
<CGIモジュール群および書き込みするデータ等もこちらに。
XCute x64 (FW4.8) Build 14.18.1 および XCute (FW3.5) Build 12.18.1 以前のリリースまでは、この設定が標準です
本ドキュメントにて、古いリリースのXCuteに代替フォルダーを設定する方法を示します
・作業手順
C:/XCute/procgi(バージョン番号)
フォルダをコピーして作成します。
たとえば、C:/InetPub/procgi14 をC:/XCute/procgi14
としてコピーしてください
次に、proles.iniの「CGI_Path」の設定をC:/XCute/procgi14
と設定して完了です
・設定の効果
これにより、temp, initial, alive, allow, mycookie, profiles, hosts
などの重要なデータが作成されたり格納されているフォルダをWeb公開フォルダ以外にすることが出来、セキュリティが向上します。
また、C:/InetPub/procgi(バージョン番号)
がOSアップデートなどによりリードオンリーにされてしまった場合でも動作は可能になります。
C:/InetPub/procgi(バージョン番号)
フォルダがOSアップデートにより削除されてしまった場合でも、修復セットアップにより修復可能となり安全性が高まります。
・構成ファイルについて
各ディレクトリに必要なファイルは以下の通りです。先の作業手順でコピーを作成すると不要なファイルも含まれてしまいますが問題はありません。
なお、下記のリストを参考に整理を行うことも可能です。
C:/XCute/procgi(バージョン番号) フォルダの構成ファイル
-----
alive
allow
hosts
icon
img
initial
mycookie
profiles
temp
DownLoad.htm
DownLoadXml.htm
passwd_comp.htm
passwd_form.htm
ProWebErr.htm
ProWebErrSJis.htm
Pwbmaxrequest.htm
Pwbpassng.htm
PwbQerr.htm
Pwbstart.htm
Refresh.htm
Save.htm
UpFile.htm
UpLoad.htm
UpLogin.htm
uprefresh.htm
profiles.mime
view_allow.mime
down_allow.mime
------
C:/InetPub/procgi(バージョン番号)
フォルダの構成ファイル
------
auto
icon
img
default.htm
timeout.htm
pwb.htm
perl530.dll
download.exe
passwd.exe
procgi.exe
procond.exe
prowrap.exe
upload.exe
xcute_system_script.js
xcute_system_script_e.js
xcute_system_script_utf8.js
------
参照
○proles.ini
ファイル