SSI指示子
外部ファイルやプログラムからの標準出力の結果をマージして出力する為の機能です。
通常、HTTPサーバサイドにて行うことができる機能ですが、HTTPサーバサイドにおけるSSIとは、静的ファイルから静的ファイルの差し込みです。
XCuteは、CGI経由での画面のアウトプットとなりますので、HTTPサーバのSSI機能は利用できません。
そこで、XCuteの出力結果にもSSIを使えるようにするため、XCute独自のSSI指示子が用意されています。
書式
ファイルを差し込みたい場合
<!--ssi
file="差込たいファイル名"
-->
CGIの出力結果を差し込みたい場合
<!--ssi cgi="実行したいCGI名" -->
プログラムの出力結果を差し込みたい場合
<!--ssi shell="実行したいプログラム名"
-->
適用位置
各指示子の共通仕様
タグ差し込みエリアに記述します、差し込まれる位置は通常のタグ差込と同じです。
差し込むファイルは、XCuteのWeb公開フォルダ(procgi.exeの存在するフォルダ)以下に配置して下さい。
例えば、C:\InetPub\test.txt
というような、procgiフォルダの上位フォルダに存在するファイルは差込みできません。
ファイルを差し込みたい場合の仕様(ssi
file)
差し込み対象ファイルは、「.txt」「.htm」「.html」に限ります
例
<!--ssi file="aaa.txt"
-->
aaa.txtを、SSI指示子がある場所に差し込みます。
CGIの出力結果を差し込みたい場合の仕様(ssi
cgi)
差し込み対象ファイルは、「.cgi」「.exe」「.bat」に限ります
CGIへのパラメータ引き渡しはGET
メソッドに限ります。
例
<!--ssi
cgi="procgi.exe?P=aaa&writesheet=aaa"
-->
cgiへのパラメータ引き渡しは、通常のURLと同じ方法となります。
cookie等は、Xcuteがシステムで使うものだけが引き渡しとなり、ユーザcookieは引き継がれません。
また、この指示子を使ってxcuteの出力結果をxcuteに差込みすることは<head>や<body>タグの重複が発生するため、実験的実装以外お勧めしません。
バッチや、コマンドラインプログラムの標準出力を差込みたい場合の仕様(ssi
shell)
差し込み対象ファイルは、「.cgi」「.exe」「.bat」に限ります。
パラメータの引き渡しは通常の引数と同じです。
例
<!--ssi
shell="a.exe ARGV" -->
注意点
SSI指示子を使用する際は、差し込むソースの文字コードとXCuteに設定した文字コードを必ず合わせるようにしてください。
文字化けが発生し、画面の崩れや意図しない結果が生じる場合があります。