ひな型の設定
レポート作成作業で、レポート名を登録してテーブルを接続しひな型シートをExcelに作成した後、下記の「ひな型設定」パネルを呼び出します。
ひな型ブックを複数登録
プロジェクトは、1つのplsと同名のひな型ブックで計2つのファイルで構成されます。ひな型ブックを複数使うことも可能です。
Excelブック(AAA.xls)
を
plsファイルと同じフォルダーに作成し、ひな型の設定パネルのひな型シート欄にAAA.xls!シート名として、ブック名も明示的に設定すると、AAA.xls
はひな型として認識されます。この機能を使うことにより、ひな型ブックのサイズを小さくできます。大きなひな型ブックは壊れることもあり、またExcelのメモリを圧迫します。
高速書出し禁止
普通は、このフラグは立てません。しかし、場合によってはエラーが生じてしまいます。このオプションをオンとするとエラーは避けられます。ただし、書出しのスピードはかなり低下します。
典型的なエラーは、1レコードの読み書き範囲の中のセルに、計算式を設定し書式を文字列とすると、WriteReport
後セルに計算式そのものが表示されてしまいます。なお、計算式を設定したセルの書式は文字列とすることはなく、標準のままで001などが表示されるはずです。
また、Ver10までは、フィールドのデータ文字列が長い場合、Excelのセルには800(Excel2007では8000)文字程度しか貼りつかず残りは無視エラーになりましたが、Ver11では解消されました。
高速読込み禁止
XCuteは、内部に複数の読み込み(ReadReport)処理を持ち、高速な処理を選んで実行します。読み込みエラーが発生する場合は、ここをチェックしてみてください。
書出し後の除去行の有無(1列目に$$DELの行を除去)
このチェックが有効な場合、1列目に「$$DEL」と記述された行を、書き出し(WriteReport)後に削除します。
なお、ブラウザからのリクエストの場合、1列目に「$$DEL」と記述された行があると、このチェックの有無にかかわらず、HTML化の前に$$DEL行は削除されます。したがって、Web対応の画面ではこのチェックが無くても、$$DEL行は削除されます。なお、$$DELは$$除去とも書けます。
改シートと改ページ
XCuteは、Excelを使ったデータベースの帳票ツールとして誕生したため、改ページや改シートなるブラウザでは無効な機能も残っています。
行コピーと行コピーせず
XCuteでは、下に行を増やすように書き出します。「行コピー」では、ひな型シートに指定した1レコード読み書きの範囲をコピーした後レコードをExcelに書き出します。
「行コピーせず」では、コピーが行われないので、複数レコードを書き出す場合予め書式を余分に用意し、余った書式は「$$DEL」を使って削除するなどします。「$$DEL」は、「$$DEL」と記述することもできます。
横展開の書き出し
XCuteでは、通常は、下に行を増やすように書き出しますが、横に展開する特殊な書き出しをサポートしています。
下記は、3列おきに横に展開し、2データ毎に折り返す指定をしたものです。
横展開でCross表のCross列名の書出
下記は、2列置きに横展開して、Cross表のCrossの列名をデータベースからWriteReportしたものです。