SQLiteデータベースをXcuteで使う
はじめに)
 SQLiteは、スタンドアロンのデータベース管理ソフト(DBMS)。名前が示すとおり、PostgreSQLやMySQLなどと同じSQL構文を使うDBMSだが、サーバとしてシステムに常駐することはなく、ファイル感覚でSQL文が通るDBMSとしてつかえます。大規模なDBの管理こそ不向きだが、メモリ消費量も少なく動作は高速、ユーザ登録などの管理作業も必要ない。
 SQLiteは、データ型もなくSimpleをよしとし、Xcuteと考え方も似ている。当社でもMySQLは案件に使っていたが、今後SQLiteも使う予定で、Xcute Ver10.3.0 でSQLiteに対応した。
 本稿では、SQLiteのインストールや注意点が記述されます。
インストール)
ここでは、C:\sqliteフォルダーにSqlite ver3 をインストールするものとします。
本体: SQLiteのVer3を下記のようにダウンロードして、解凍してsqlite3.exe をC:\Sqliteへコピー。
ODBC:
上記をダウンロードし、実行するとインストーラーが起動して、ODBCが下記のようにインストールされます。使用するドライバーはVer3のため 「SQLite3 ODBC Driver」です。
GUIツール(tksqlite) 下記をダウンロードして、解凍し、tksqlite.exeをC:\Sqliteへコピー。
sqlite3.exeを使う)
コマンドプロンプトからsqlite3にデータベースを指定し、存在しないと新規に作成 −−@
SQL文でテーブルを作り、データをInsertする −−A
@
A
tksqlite.exeを使う)
tksqliteの方がsqlite3.exeより、使いやすく、、実際はこれでdbを管理します。
ODBCを設定し、Xcuteで接続する)
Begin Transaction などの結果を返さないSQL文も通し、Xcuteとの相性はOK
注意点)
1) 使用するコードはデフォルトのままのutf-8 がよい。Sjisiなどは正しく動作しない。
2) 列名は日本語は避けた方がベターでしょう。
Excelの「外部データ取り込み」では、日本語列名はよれます。
3) データのTypeにTextはXcuteで使えない。CharとかVarCharを指定します。
TypeをTextとすると、サイズ0のメモ型となりEmpty(空)と判断される。
4) XcuteのツールProtool.exeはSqliteに対応させてあり、AccessのMDBをSQLiteにアップグレード。
5) Proles.iniファイルの[Proles]セクションにSQLiteLimit=10000 と設定します。
普通のODBCドライバーは、データを少しづつ送ってくるが、SQLiteのODBCドライバーは全部のデータを一度に送ってきます。このため100万行のテーブルをXcute(Proles.exe)で開くと中央のテーブル表示部にデータが表示されるのに時間がかかります。SQLiteLimitはこれを避ける指定です。最新版では、これは指定済みです。
6) Excelの外部データ取り込み
「新しいデータベースクエリ(N)」を選び、下記から選択。
「新しいデータベースクエリ(N)」を選び、下記の<新規データソース>から選択。