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株式会社パスコ
内部統制評価ツールの構築

自社の「内部統制3点セット」に合わせた内部統制評価システムを構築。
市販ツールでは得られないカスタマイズ性およびコストダウンを達成したシステムの構築に成功



  株式会社パスコ


空間情報事業者として有名な、「株式会社パスコ」様より、内部統制評価システムをXCuteにより構築し、成功した事例を頂いたので、ここに紹介したいと思う。

株式会社パスコ
パスコは1953年に航空測量会社として誕生して以来、
世界最大の空間情報事業者を目指して、技術革新や新事業展開に努めてまいりました。
空間情報の収集と処理技術において、常に最先端の技術を追求し、 これらの技術を活用して作りだされる結果を元に商品・サービスを提供することにより、人々の安心で快適な暮らしを支えています。
会社名 株式会社パスコ(PASCO Corporation)
創業年月日 1953年10月27日(設立1949年7月15日)
資本金 87億5,848万円(2008年3月31日現在)
代表取締役社長 杉本陽一
株式上場 東京証券取引所 市場第一部
連結売上高 394億円(2008年3月期)
グループ従業員 2,012人(2008年3月31日現在)
本社 東京
業登録等
測量業者登録 第(13)-56号
建設コンサルタント登録 建16-1155号
■登録部門
河川・砂防及び海岸部門
港湾及び空港部門
道路部門
下水道部門
造園部門
都市計画及び地方計画部門
地質部門
土質及び基礎部門
鋼構造及びコンクリート部門
建設環境部門
地質調査業者登録 質19第24号
補償コンサルタント登録 補16第688号
システムインテグレータ登録 (関)18310045
一級建築士事務所登録 東京都知事登録 第34918号
計量証明事業者登録
■濃度
第798号(東京都知事)
(水又は土壌中の物質)
(大気中の物質)
■音圧レベル
第996号(東京都知事)
■振動加速度レベル
第997号(東京都知事)
土壌汚染対策法に基づく指定調査機関 環2003-2-171
不動産鑑定業者登録 千葉県知事登録第(2)246号
一般建設業 国土交通大臣許可(般-17)第8960号
特定労働者派遣事業届出受理番号 特13-301314

〜内部統制の始まり〜
 2007年初頭、株式会社パスコにおいて内部統制準備が開始された。これは、2008年4月1日よりスタートする日本版SOX法まで、約15か月の期間で全ての環境を整えねばならない。
 内部統制文書は「3点セット」とよばれる、「業務記述書」「RCM」「業務フロー図」があり、それらを整合性をもって管理する必要がある。その「3点セット」の確立に約11ヵ月の期間を費やした。
その3点セットの整備評価を行う方法やシステムを残りの4か月程度の期間で、決定し構築する必要があった。
 ExcelやWordなどでそれを作成し管理するとなると、数千をこえるファイルセットを管理し、整合性を保たねばならず、運用やメンテナンスは容易ではない。 ファイルも年度毎に増える為、管理が年々重くなってくることも容易に予測できた。
 同社竹内氏においては、これら内部統制分文書を合理的に整合性を保ち管理するには内部統制評価ツールを導入し管理することが最適であると考えていた。
 内部統制評価ツールは1000万円超えの物が多く、カスタマイズなど行って利用することを考えると、コスト面、メンテナンス面で導入が難しいと考えられた。
 また、残り4ヵ月程度の状況で、市販ツールに合わせた形に「3点セット」のフォーマットなどを変更することは考えられない。 この段階で確定している部分を変更するのは無理であろう。 市販ツールの利用は大小こそあれ、そのツールに業務を合わせなければならない可能性があることを過去の経験から竹内氏は知っていたからだ。
 それでは開発したらどうだろう? SIerにJavaなどで開発を依頼するとしても残り4ヵ月の状況で、要求する仕様を作成し取りまとめ、レビューなどの繰り返しとなることを考えるとコスト面、期間面において現実的ではない。 パッケージを買うよりも高額になるであろうことは容易に想像できた。
 竹内氏は、ExcelでWebアプリを開発できるXCuteならば、メンテナンスの問題や、開発工数の問題をクリアできると考え、これを採用した。 また、内部統制評価ツールなどの専門ツールとちがい、他の業務への利用も期待できることも大きなポイントであった。
 今回、内部統制の評価支援ツールとしてX・Cuteを導入致しましたが、         開発のしやすさ、メンテナンスのしやすさもあり、X・Cuteは今後も社内         での使用用途は拡大しそうです。又、開発者の養成もマイクロラボさん         にて講習会を適宜開催して頂いており、短時間で養成出来る事も強みだと思います。
竹内氏

〜システムの構築〜
 こうして2007年12月よりシステムの開発がスタートした。
 まず、仕様(画面遷移)をすべてExcelで作る作業から始めた。Excelそのものが、帳票となりWeb画面となるXCuteの特性から、楽に開発を進めていくことができた。 1ヶ月程度で、ある程度動作するものを作成することができた。もちろん、本来の業務を行いながらの片手間での開発だ。
 残りの3ヶ月間は、レビューを行って要望をシステムに反映したり、細かな調整を行ったりするなどして、システムの品質を高める為の期間として使うことができた。
 これがSIerに頼んでJavaなどで開発を行っていたら、仕様、要望のやりとりだけで時間がかかってしまうが、自社内で開発することにより、これらの時間を短くする事が出来たことも大きなポイントだ。  最終的に50機能画面程度のシステムの構築が予定通りに完了した。
Excelのシートが画面であり、仕様であり、コーディングであるため非常に見通しが良く、数か月、数年たった後のメンテナンスにも不安を感じません。」と竹内氏は語る。

竹内氏が作成したシステムのスクリーンショット以下に示す。

「内部統制評価支援システム」
統制整備評価調書、統制運用評価調書などを、上から順番に入力していけばよいように、 整理された作りになっている。

「年間計画作成画面」
本画面により、年間計画部分(項目番号5)の入力を行う。

「実施計画作成画面」
本画面により、実施計画部分(項目番号6,7)の入力を行う。

「テスト結果作成画面」
本画面により、テスト結果部分(項目番号8)の入力を行う。

「評価結果作成画面」
「年間計画作成画面」 - 「実施計画作成画面」 - 「テスト結果作成画面」といったふうに、 メニューに従って順番に入力すれば良いように工夫されていることがわかる。

「年間計画一覧画面」
計画状況をグラフィカルに把握することができる。

「統制運用評価調書情報画面」
入力情報を閲覧、Excelにダウンロードすることができる。

〜システム成功のポイント〜
内部統制評価支援システムをスピード構築し、日本版SOX法開始までに余裕をもって稼働させた同社であるが、成功のポイントはどこにあるのであろうか?
・日本版SOX法に詳しい担当者が直接開発を行うことで、自社にマッチしたシステムの構築をロスなく行えたこと。

・XCuteの特性を生かし、まず画面を用意し、開発していく手法をとった事により、仕様書を作成する時間を省いたこと。

・とりあえず稼働するシステムを短時間で構築し、残った時間でそのシステムをより完成度の高いものにしていったこと。

〜他のシステムもXCuteで〜


 この内部統制評価支援システムによりXCuteが大いに評価され、同社において関連システムを多数構築している。
 以下は、その一部のシステムであるが、これらのシステムは、ほんの数か月にて構築された。

・契約書管理システム契約書の情報を管理しているシステム
・実行予算管理システム実際の予算を管理しているシステム
・発行管理システム請求書の発行を管理するシステム

 他にも、10近くのシステムを竹内氏はXCuteにて構築している。
 XCuteの特性を知り、それを生かしたシステムを多数構築した同社の事例は、多大なコストダウンと将来にわたるメンテナンス性の良さを実現した好例ではないだろうか。

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