| ~なにが問題になったのか~ |
同社営業業務部においては、各事業所から集まる販促物のオーダーを紙ベースで処理していた。 販促物とはいわゆる「ポスター」「のぼり」「カタログ」「チラシ」などの営業ツールである。 事業所が必要とするこれら販促物を同社営業業務部がとりまとめ、各印刷業者に振り分けるという処理を行っていた。 事業所は16ヶ所存在し、それらから集まる数十種類にも上るオーダー集計、それぞれを異なる印刷業者に発送指示、その後、販促物管理台帳にて入出庫・在庫管理を行うなど、その作業内容は煩雑を極め、担当者の実労働時間の20%近くを占める大きな負担となっていた。
この状況を解決すべく方法を模索していたのは本業務担当の岩崎氏だ。 「週一で半日ほど取りまとめに時間がかかり、さらに月末処理に2日程度かかっていました」と岩崎氏は語る。 この状況はメインとなる業務を圧迫する状況であった。
岩崎氏は、同部の福西氏に相談を持ちかけた。 福西氏はこの状況を解決するには、Web化しか道はないと判断した。 Web化するにあたり、どのような方法でシステムを構築していくか方針を固めるため、福西氏は同社IT推進室の大坪氏に相談を持ちかけた。
「信頼するIT推進室に相談するのがベストであると考えました」と福西氏は語る。
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「販促物受注管理システム」
「販促物一覧の画面」

販促物を画像で確認しながら一覧で確認できる。
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 日世 大坪氏 |
「Webアプリケーションを利用し業務作業の効率化・省力化を行いたいと常々考えていましたが、開発にかかわる人材の確保や社外に委託した場合の費用などの問題があり、なかなか実現出来ませんでした。今回X・Cuteを利用し多くの費用や時間をかける事もなくシステム開発が実現できました。今後はSIer様の御協力をいただきながら徐々に自社開発が出来るようにして行きたいと考えています。」
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「様々な業務が自動化、IT化されていく中で、この販促物受発注の仕組みだけ“十年一日のごとく”アナログの手法で運用しているのをなんとか改善したいと常々思っていました。このシステムに出会えて、安価で飛躍的に業務改善が図れて、チームのメンバー共に喜んでいます。」
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 日世 福西氏 |
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 日世 岩崎氏 |
「どうしても実現したい機能、できれば盛り込みたい機能、実現可能性が低いならば諦めても良い機能、を打ち合わせを繰り返してハッキリさせる必要がありますね。」
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| ~どのように解決したのか~ |
福西氏より相談を受けた大坪氏は、Web化するにあたって、どの程度の工数でシステムを構築する事ができるか実際に各SIerより見積を取る事とした。
その中でひと際安い見積を提示した会社があった。有限会社悠善社(http://www.yuzensya.com/)だ。 悠善社は、他のSIerがプログラミング言語を使い、システムを作りこんだ場合の工数の1/2以下の見積を提示した。 システム構築するにあたり、プログラミング言語を使い作りこむのではなく、XCuteを利用し開発することによって弾き出された工数である。 言うまでもなく、悠善社によるシステム構築が決定したわけだが、決定理由について大坪氏は以下のように語る。
「工数の安さもありますが、プログラムによる作りこみでは次のシステムを作る際もゼロからのスタートになります。 XCuteによるシステム構築ならば、作成したシステムを基本とし、他システムへの発展が望めます。また、XCuteは大手企業に採用された実績が多く、安心感がありました。」
こうして悠善社によるシステム開発がスタートした。 構想、モックアップの開発に1ヶ月、本開発に1ヶ月、運用テスト、利用者向けマニュアルの作成等に1ヶ月。トータル3ヶ月程度で本番稼動を開始した。
本システムは運用開始後、目立ったトラブル等なく、スムースに運用できているという。
Web化するにあたって、エンドユーザーが混乱しないよう、紙ベースでの注文書の形式をなるべく保つように配慮された。 XCuteはExcelを使って開発するため、紙ベースの注文書に近い形のWeb画面にすることが出来た。さらに、操作マニュアルもしっかりとしていたため、エンドユーザーが困惑したり、使いづらいなどといったクレームが発生することもなく円滑に稼動している。
本システムの処理の流れとしては、
・各事業所の担当者より、Web経由で販促物の注文を入力する。
・本システムにより、データがデータベースに自動的に蓄積されていく。
・本部において注文内容を確認し、帳票出力を行い、印刷業者に発送依頼を出す。
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といった形となり、手作業部分が大幅に自動化されたことが解る。
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「xcuteだとお客様にご提案するときにexcelで画面イメージが作れ、そのままの画面で実際に動かすことができます。交渉をスムーズに進めていく上で非常に強力なtoolとなりました。」
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 悠善社 戸田氏 |
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 悠善社 村上氏 |
「お客様からの要望を比較的簡単にまたスムーズに実現できたのはxcuteでなければできなかったのではないかと思います。また、作成中詰まったところをマイクロラボ様のサポートに質問し、すぐに返答をいただけた点も非常に助かっています。」
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| ~システム化によるメリット~ |
本部の大幅な負担軽減だけでなく、各事業所の担当者も以下のようなメリットを得ることが出来た。
・販促物の種類は前述のように110種類ほどあり、誤発注の可能性があったが、Web上のシステムとなった事により、販促物の画像を確認して発注できるようになったため、誤発注の可能性がほぼなくなった。
・発注状況のステータスを確認できるようになった。
・過去の発注を検索、確認できるようになった。
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「販売物明細画面」
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「販売物注文書画面」
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| ~システム化成功の鍵は?~ |

SIerと連携し業務効率の改善に成功した同社であるが、この成功へのポイントは2つある。
・発注者である日世株式会社は、業務効率を改善するためのポイントをきちんと把握しており、ワークフローがしっかりしていた。 また、発注する内容についてきちんと整理が出来ていた。
・本システムを開発した有限会社悠善社は、XCuteの特性をきちんと理解しており、その技術力により、システム設計、構築をした。
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これらは当たり前の事であるようだが難しい部分である。 意思の疎通をきちんとするためには、事前準備(問題点の整理等)が必要である。日世株式会社においてこれらの把握、整理がきちんと行われた為、悠善社は短納期、低コストでシステム化を成功させることが出来たのではないだろうか。
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